寝起きに代謝をあげるべき理由
よく知られているように、私たちの体のリズムは2つの異なるタイプの神経によって調整されています。
活発な行動と関係する「交感神経」と、リラックス状態と関係する「副交感神経」です。交感神経が優位な時は基礎代謝があがるので、ダイエットにも良いとされています。
しかし寝起きは代謝が低い状態です(夜間から朝方にかけては副交感神経が優位になっている)。
起きていろいろと活動するうちに徐々に代謝は上がりますが、寝起きの瞬間は代謝が一番低い状態です。ですから朝の時間を少しだけ活用して代謝をあげることが大切です。
寝起きに代謝をあげることで、その日一日を基礎代謝が高まった状態で過ごせます。一説には朝の運動によって基礎代謝は1割もあげるとされています。
寝起きにできる代謝アップ整体術
それでは寝起きに簡単に無理なくできる代謝アップ整体術をご紹介します。
全身伸ばし
これは寝たまま行うことができる簡単な整体術です。やり方は以下の通りです。
- 仰向けに寝て、足は肩幅より少し大きく開く
- 両手を上にのばしてから横に広げる
- 息を大きく吸いながら四肢をより遠くに広げるように伸ばす
- 「これ以上伸びない」というところで息をストップし、限界になったら吐く
- 数回繰り返す
ひねり運動
前進をひねる運動です。体が伸びた感じがしてリフレッシュできます。
- 寝た状態で左ひざを立てる
- 立てたひざを右側にゆっくり倒す
- 上半身を左側に向ける(左足と上半身が逆方向に向く)
- 20秒ほどキープする
- 反対側の足でも同じことをする
太もも伸ばし
足が軽くなったように感じるストレッチです。
- 寝た状態でひざを立てる
- 両手でひざをつかみ、そのままお腹の方に持ってくる(足の指は上にあげる)
- 伸ばしている方のひざ裏が浮かないようにする
- 抱えている方の足を上方に伸ばす
- ひざ裏を両手で抱えてそのまま頭の方に倒す
- 反対側の足も同様に行う
このような運動を毎日少しずつ、無理のない範囲で行うことで、基礎代謝はしっかりとアップしてくれるでしょう。
「寝起きがつらい」という人も、この「朝活」によって寝起きがもっと爽快になる効果が期待できます。