膝の疲労の原因と解消整体術
膝の痛みは多くの人が抱えている問題です。膝が痛いと動きにも制限が出てしまい、そのうち外出するのがおっくうになることもあります。仕事をしている人であれば業務に支障が出てしまうことすらあるでしょう。
膝部分には「膝蓋大腿関節」と「大腿脛骨関節」という2つの関節があります。
膝蓋大腿関節は大腿骨と膝蓋骨を連結していて、大腿脛骨関節は大腿骨と脛骨を連結しています。
脚がまっすぐだと膝周りの筋肉には負担がかかりませんが、O脚の人やX脚の人の場合は余計な負担がかかってしまい疲労はたまります。そうなると凝りがでて動きに不具合が出ます。
膝の疲労をリフレッシュするには以下の整体術を試すのがおすすめです。
脚の凝りのリリースマッサージ
- 椅子に座って脚の付け根の外側を親指でぐりぐりする(手のひらでもOK)
- ひざ上の骨部分よりも少し上に硬い部位があるので、そこを親指で押す(方指でも両指でもOK)
- ひざの真裏より少し外側の部分を下からグイっと持ち上げるように押す
- 脚を前に伸ばしてひざの「お皿」部分を押しながら回す
このような簡単な運動の膝まわりのコリを解消できます。
膝の疲労の原因と解消整体術
続いて腿の疲労についても見てみましょう。脚にはたくさんの筋肉があり、体全体を支える重要な部位です。
足は心臓から来た血液を心臓に戻すポンプのような役割を果たします。しかし脚が凝っていると血行が悪くなり体中に酸素や栄養素が回らなくなります。
脚の凝りは立ち仕事などで同じ姿勢をずっとしていると生じます。また血行不良になって静脈に血液がたまると、それが疲労感を引き起こします。
腿の疲労を解消するには以下のようなストレッチを試してみると良いでしょう。
太もも裏のストレッチ
- 立ったまま片足だけ前に一歩分出す
- 前に出した脚のつま先を上げてひざを延ばす
- お尻を後方に出すようにして股関節を曲げる(後ろ側にある足の膝は一緒に曲がる)
- 太ももの裏の筋肉を伸ばした状態で20秒キープする
- 反対側の足も同じようにする
太もも前のストレッチ
- 立った状態で片方の膝を曲げる
- 曲げた脚の足首をつかんで片足立ちする
- そのままお尻の方に引っ張ってひざを曲げる
- 太もも前の筋肉をのばした状態で20秒間キープする
どちらのストレッチも場所を選ばず行えるので、腿の疲労を感じたら試してみてください。