日本人の7割以上が悩む肩こり
「第一三共ヘルスケア」が行った調査によると、肩こりが国民病だと思っている人は全体の73.5%もいました。
また肩こり歴は平均で12.4年という結果も出ています。肩こりの症状ゆえに日常生活に支障があると感じている人はかなりたくさんいます。
肩こりの主な原因は首周りの筋肉が緊張することにあります。
肩は7キロ近くある頭だけでなく両腕をも支えています。ただ経っているだけで筋肉は緊張状態になりますが、これが長時間続くと筋肉疲労が起きてしまいます。
そうなると血行が悪くなり、神経もダメージを受けます。さらに血行が悪いと筋肉への栄養・酸素補給がとどこおって筋肉がさらに凝るという悪循環に陥ります。
長時間同じ姿勢でいたり、片方の肩ばかりに荷重をかけたり(かばんなど)、体が冷えていたり、姿勢が悪かったりすると筋肉の緊張は促進されてしまいます。
肩こり解消に役立つ整体術
肩こりを解消するためにできるセルフ整体術には以下のようなものがあります。
肩の体操
- 椅子に座った状態で力を抜きます
- 肩を上下に動かします。腕の力を抜いて肩を上げストンと落とすイメージです
- 深呼吸で息を吸いながら肩を椅子の後方に引き、吐きながら前に出します
- 目を閉じて肩の前まわし・後ろ回しを行います
この体操を定期的に行うと筋肉をほぐすことができるでしょう。これに加えて正しい姿勢を心がけるのも大切です。正しい姿勢とは、立った時にくるぶしと肩の中央、そして耳の穴が一直線になっている状態です。
またその状態であごを引いて、左右の肩の高さが揃っている状態です。これを意識して毎日を過ごしましょう。
疲労解消に役立つ整体術
肩の筋肉だけでなく、今のストレス社会にあっては全身の筋肉が疲労を感じることが少なくありません。
そこで疲労回復に効果が期待できる整体術もご紹介します。すべては紹介できないので、人体の要である腰回りの筋肉をほぐす体操をピックアップします。
お尻周りをほぐす体操
- 仰向けに寝て両ひざを立てる
- 左足のひざから先を右足の方に曲げて、くるぶしを右足のももに乗せる
- 両手を右足のももの裏で組んで胸の方に引き寄せる
- その状態を20秒キープする(肩を浮かさない)
このようにして腰回りの筋肉がほぐれ、体全体の血行やリンパの流れが良くなります。そうなると疲労回復効果が期待できます。
家ではもちろん、会社でも横になれる場所があるなら積極的にやってみてください。